About Sukimahour
スキマアワーは、これまで全5回、京都木屋町にある廃校「元・立誠小学校」を舞台に “学校で聞く、学校で教わらなかった音楽”をコンセプトで開催してきました。
そして、この度、主催バンド キツネの嫁入りの活動10周年という節目の年に、第1回スキマアワーで共同開催し、 これまで独自に15年余り京都の西部講堂、お寺、大学、ライブハウス、カフェなど、場所を問わず、様々な音楽イベントを自主企画運営してきたP-hourと特別なイベントを開催します。
それは、京都でしか行えない音楽イベント。
それは、乱立する大型フェスや、ただただ数多くアーティストが軒を連ねるイベントではなく、ただ、「音楽」を楽しめるイベントです。
あの頃から時を経て、お母さんや、お父さんになったり、また、お子さんと一緒に、自分達の人生の一ページを確かに記した“ライブ”を再び体感する事で、私達は思い出し、気づき、また何かを得ることができる。シンプルに、そんな場所を作り続けていきたいと考え、この度第6回目の開催を決意しました。
この飽和と量産の時代に、記憶に残る大切な一日になる事を願って。
キツネの嫁入り マドナシ
photo by tutty
photo by 岡安いつ美
スキマアワー主催。 マドナシ、秋窪尚代、鍵澤学、松原明音、西崎毅、猿田健一。 gyuune casetteより2枚のAlbum、p-vine recordsより1枚のAlbumをリリース。日本語の歌と言葉を基調にした、アコギ・ピアノ・エレキギター・ベース・ドラム・トランペットという編成。パズルのように組み合わさる変拍子を織り交ぜたアレンジと辛辣なようで人肌の温かさに満ちた歌が武器。アコースティックな雰囲気モノとも一線を画しつつ、その世界観が適当な安心が求められるこの時代性に合っていないとして、そんな事はどうでもいいと笑ってみせる。「スキマ産業」廃校を利用した「スキマアワー」を主催。これまで、ジム・オルーク、THA BLUE HERB、山本精一、大友良英、向井秀徳、トクマルシューゴ、二階堂和美、キセル、石橋英子、タテタカコ、predawn、テニスコーツ、コトリンゴ、といった多種多様なアーティストと共演。それはつまりキツネの嫁入りの音楽性を物語る。キツネの嫁入りは、誰もが知っている事を誰も知らない音楽で届ける。その青い炎は、とがってみえて、触れると温かい。2016年10周年を迎える記念に現体制での初音源シングルをリリース予定。
古くは、2003年頃から菊地成孔を招いたトークイベントに始まり、Sachiko M、World’s end girlfriend、トウヤマタケオ楽団、AOKI takamasa wth Mitsuru Watanabeといった最先端の音楽から、鈴木祥子、RoVo、Buffalo Daughter、菊地成孔クインテット・ライブ・ダブ+UA、DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN、カヒミカリィ、浜田真理子&大友良英NEW JAZZ SMALL ENSEMBLE SPECIAL、あふりらんぽ、ドラびでお、envy、Dachambo、DJ BAKUなど、多種多様のアーティストを招致し、京都を中心にイベントを開催。開催場所も、お寺や西部講堂まで様々。誰にもできないイベントでこれ以上となく京都に貢献したイベントを開催してきた。マイペースでもあり、あくまで誰にも迎合せず貫く変わらないスタンスは2016年現在も健在。キツネの嫁入りマドナシとは焼肉仲間。
京都精華大学は、1968年、「人間尊重」「自由自治」の精神に貫かれたまったく新しい大学を創造するため、京都・岩倉の地に短期大学として開学しました。以降、1973年の世界初のマンガクラスの開設にはじまり、2006年のマンガ学部の開設、2013年にはポピュラーカルチャー学部を開設するなど、既存の枠組みにとらわれることなく、つねに新しい学問領域を切り拓いてきました。 現在は、芸術学部、デザイン学部、マンガ学部、ポピュラーカルチャー学部、人文学部の5学部、芸術研究科、デザイン研究科、マンガ研究科、人文学研究科のあわせて約4,000人の学生が、自由で自然豊かな環境のなか、世界に向けて発信するカルチャーとアートを学んでいます。 ポピュラーカルチャー学部は、ファッションコースと音楽コースからなり、ただ単に作品を「作る」だけではなく、作品をユーザーの元に「届け」、その社会的・文化的意義を「考える」という3つの軸を中心に、複眼的なカリキュラムを実践しています。今回は、来場者誰もが来て良かったと思えるような「スキマアワー」の実現を目指して、普段見慣れたキャンパスを一から見つめ直し、いろいろなアイディアを活かした会場運営に取り組みます。 京都精華大学は今年、「全ての人が不利益のない良好な修学環境を得られることをめざす」という「ダイバーシティ推進宣言」を打ち出しました。今回の取り組みは、多様性を尊重し、差別のない社会を考える上で、学生たちにとって良いきっかけになるはずです。ちなみにP-hour主宰の田村さんも本学出身です。