Past events of record , history
そうじゃないだろうという音楽やイベントの在り方。その疑問が続く限り、そして、“そこでは”楽しめない人達のためにスキマアワーは続きます。これまでのスキマアワー、その歴史。
出演:
石橋英子with もう死んだ人たち(ジム・オルーク、須藤俊明、山本達久、波多野敦子、坂口光央)・前野健太とソープランダーズ(ジム・オルーク、石橋英子、須藤俊明、山本達久)・キツネの嫁入り
スキマアワーの名の元に、時間と空間を贅沢に。より濃密に。石橋英子さんのレコ発に、前野健太バンドとキツネの嫁入りで3マン。石橋英子さんと前野健太バンドはフロント違い(笑 たっちゃんとジムさんのギターを堪能。坂口くんが意外な知合いだったりと。不思議な一日。過去のスキマと違い、余裕のある時間配分、時間の堪能。打ち上げまでゆったりとたくさん話、楽しむ事ができた。英子さんは、何度もご一緒しているが、ピアノなしで立ちボーカルは初めて!ポエトリーディングっぽい時間があったりと特別な夜だった。打ち上げでは前野氏としょーもない話に盛り上がりつつ。遅くまで時は過ぎる。3組で1時間ずつ、確かに音楽が流れる一日だった。
出演:
THA BLUE HERB・テニスコーツ・Ropes・金 佑龍・dry river string・キツネの嫁入り
構想は続き、拡大を続けるスキマアワー、出演するアーティストのジャンルはクロスオーバーを極め、メインアクトに北のポエトリーダー、北海道より日本を代表するラッパー BOSSが擁するTHA BLUE HERBが出演。和室のセンターをステージに変え変幻自在に歌を聞かせてくれたテニスコーツ、講堂に鳴り響きつづけたRopes、お客を笑顔にした金 佑龍、アコースティックに始まりを告げたdry river strings、そしてゲストも迎えて譲れないステージを見せた、主催キツネの嫁入り。これぞ、学校で聞く、学校で教わらない音楽。
出演:
向井秀徳・志人×スガダイロー・片山尚志(片山ブレーカーズ&ザ・ロケンロールパーティ)・吉田省念×植田良太×鈴木ちひろ・かりきりん(下村ようこ・宮田あずみ)キツネの嫁入り
前回から一年空いて、ただただ大勢のバンドが出演するイベントを横目に、開催も一日に、出演者も絞り、持ち時間を増やし、リスナーの音楽への接し方を問うてみる。youtubeでたまたま見て感銘を受けたスガダイローさんと志人さん、志人さんとはその後もご縁が続く。向井秀徳さんの自由なピアノからのナンバガの曲も交えたセット。ラストはスガダイロートリオ・志人さんたちも参加してのスペシャルバージョン。これぞ贅沢。シーンが違えど、我々の主催がゆえに集ってもらえた片山ブレーカーズ&ザ・ロケンロールパーティより片山くんの熱いソロ。根城のアバンギルドよりかりきりんが会場を温める。夕暮れの吉田省念くんに京都を感じながら、第一回・第二回とまた形を変えたスキマアワーに一番酔いしれたのは間違いなく主催の私だ。
出演:
コトリンゴ、石橋英子バンド、柳原陽一郎(ex.たま)、Predawn、うつくしきひかり、dry river string、jaaja、ゆーきゃん、吉村秀樹(bloodthirsty butchers)、moools、bed、スーパーノア、Jim O’Rourke band、トクマルシューゴ、Go fish、Accovio、とうめいロボ、ボギー、ラキタ、キツネの嫁入り
ライブハウスという垣根を越えた時、またキツネの嫁入りとして対峙する必要性がなくなった時。単純にここで見てみたいという音楽家達は、さらに増える。ジムオルークから、コトリンゴ、単純に一ファンだった音楽家を呼ぶ事が一個人でもできてしまうのか。このイベントの懐の深さに驚きを感じつつ、それと同時にこうやって、ただただ規模拡大に走ってしまうのかと、それではいけないとオーガナイズとしての思うところあり。故・吉村さんが出演翌日まで残ってキツネを見に来てくれて、大きな手で握手してくれたのが想い出深い。たまの柳原陽一郎さんがさよなら人類を歌いだした時に伝った涙。職員室で聞くボギ八先生。トクマルシューゴからジムオルークと大団円の中。これは最高じゃないかと振り返った夜。継続する事に意味を感じる。
出演:
二階堂和美・大友良英×高田漣×いしいしんじ・向井秀徳アコースティック&エレクトリック・キセル・タテタカコ・Alfred Beach Sandal・王舟・oonoyuuki・日比谷カタン・mmm・長谷川健一・森ゆに・oorutaichi×ytamo・穂高亜希子・林拓・たゆたう・ゆーきゃん・ASAYAKE01・キツネの嫁入り
p-hourの田村さんという人と縁ができた。興味深い人だった。彼と話しているうちに、p-hourとスキマ産業というキツネの嫁入りが主催するイベントの拡大版を構想するようになった。コンセプトは「学校で聞く、学校で教わらなかった音楽」サーキットイベントでもない巨大フェスでもない、子連れのリスナーにも優しい、特別な空間を作りたかった。ただただ、いい音楽が鳴る場所を。ただ、このイベントで見たい音楽家たちを招致。当日は台風直撃の大雨。雨天を関係なく学校で楽しむ音楽は、なんだか秘密を共有したようなより特別な一日になった。フタをあければ大盛況の二日間。