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がっこう(2)

「好きなのに別れないといけない、、わかる?」

昨夜の長電話で友達はそういった。
彼女は二年付き合った彼氏と別れたらしい。私は二年も彼氏がいた事がないので、
正直、そんな気持ちわかるわけもなかったけど。
今見てるドラマにあった似たような場面で主人公が、友達を必死に慰めて
抱き合うシーンがあったのを思い出して

「わかる」

と言おうとしたけど、興奮してる彼女は、矢次早にいかに彼の事が好きだったか
そんな話を始めて、言うタイミングを逃してしまった。でも、最後の方は
電話で泣きじゃくりながら「聞いてくれてありがとう」を連呼してくれたので
なんだか嬉しかった。でも私は言葉を選んでいるうちに話せなくなって
途中から何を話したらいいのかわからなくなっていた。
でも友達が泣きじゃくるなんて珍しい事だったし、私と話してて泣くなんて
信頼してくれてる気がしてすごく嬉しかった。
そして私も友達を大切にしようと思った。

夕方の川べりは肌寒いくらいだったけど気持ちよかった。

先生の言葉はさっきの節しか頭に残っていなかった。途中で急に質問されて
覚えていないけど、何か答えたら。皆に笑われて恥ずかしかった。
私の肩に手を置いて、弁護するように何か話す先生がすごくうっとうしかった。


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